日本とアメリカの小学校の違いを紹介。現地校、小2はすんなり年長は2ヶ月ギャン泣き。
こんにちは。アメリカ在住の主婦しおりです。
夫がアメリカ赴任になり、2023年から年長と小学2年生の子ども2人と一緒に帯同しています。
年長の子どもは現地校に、小学2年生の子どもは現地校と日本人補習校に入学しました。日本の小学校とアメリカの小学校の違いにカルチャーショックを受けたのでアメリカの学校の様子を紹介したいと思います。
アメリカの小学校と日本の小学校の違い
アメリカと日本の小学校は勉強言語だけでなく通学方法や学習スタイル、給食など結構違いがあって面白いです。
アメリカ小学校の授業はもちろん英語
- 日本の授業…日本語
- アメリカの授業…英語
日本の小学校は日本で授業が進みますが、アメリカの小学校は英語で授業が進みます。
うちの子は「トイレに行きたい」以外の英語がわからない状態で渡米してきたので、授業内容はまったくわからなくて、ずっとぼーっと聞いてるだけの状態です。
幸いにも同じクラスに日本人の子がいるので、わからない時はその子に聞きながら授業に参加しています。問題がわからないので、友達の答えをうつしたりして乗り越えてます。
最初は全くわからない状態でスタートしましたが、慣れてきたのか徐々に何をしたら良いのかわかるようになってきたようです。
まわりの人に聞いてみたところ小学校低学年で渡米した場合、約1年くらいで英語がわかるようになり、約1年半くらいで英語が話せるようになるみたいです。
アメリカは通学バスまたは親が送迎必須
- 日本の登校…徒歩で集団登校
- アメリカの登校…通学バスまたは親が徒歩or車で送迎
日本の小学校は徒歩で集団登校しますが、アメリカの小学校は通学バスから親が車または歩きで送迎します。
我が子が通っている小学校は、学校から家まで1.8マイル以上離れていないと通学バスが利用できないルールがあり、徒歩やマイカーで親が送迎しています。
駐在に帯同する場合は帯同時から配偶者用の車が用意できない場合があるので、通学バスが利用できる家または徒歩で送迎しても苦にならない距離のお家に住むのが良いと思います。
アメリカは年長さんから小学校仲間入り
- 日本の教育システム
6歳から12歳までの6年制 - アメリカの教育システム
5~6歳のキンダーガーデンから始まり11~12歳までの5年生または6年制まで
日本の小学校では、基本的な知識や技能をしっかりと身につけることが重視されています。また、日本の小学校では道徳教育や礼儀作法も大切にされています。
アメリカの小学校は、クリエイティビティと個性を大切にする教育が行われています。生徒たちはグループワークやプロジェクトを通じて、協力して問題を解決したり、新しいアイデアを生み出す力を養います。
ランチはカフェテリアで購入できる
- 日本のランチ…給食
- アメリカのランチ…お弁当またはカフェテリアで購入
日本の小学校は給食が提供され、みんなで一緒に食べることが一般的で、給食では栄養バランスが考慮されたメニューが提供され食育の一環となっています。
アメリカの小学校では、生徒たちは自分たちのランチを持ってきたり、学校のカフェテリアで購入したりします。
1食3.5ドルとアメリカの物価を考えると安価なので、我が家もぜひカフェテリアで購入を!と思っていたのですが子どもが嫌がり結局毎日お弁当を作っています。
アメリカにもお弁当に使いやすい冷凍食品が結構あります。
キンダーガーデンの子も小学校6年生も下校時間は一緒
- 日本の下校時間…学年によって異なる
- アメリカの下校時間…全員同じ時間
日本の小学校では学年によって5時間授業だったり6時間授業だったりと下校時間が異なります。放課後には、習い事や部活動に参加することが多いです。
アメリカの小学校の授業は、午前8時から午後3時までまたは午前9時から午後4時まででキンダーガーデンの子も小学校6年生の子も同じ時間に下校になります。
放課後には、さまざまなクラブ活動やスポーツチームがあり、子供たちは自分の興味に合わせて参加することができます。
小2はすんなり、年長は2ヶ月たってもギャン泣き
小2と年長の子どもと一緒にアメリカ帯同して、1週間後から現地校に通いはじめました。
子供たちは新しい生活にワクワクしていたものの、実際にアメリカの小学校に通い始めると、その反応は上の子と下の子で全く違いました。
小2の息子は、登校初日から楽しそうに学校へ行っています。アメリカの学校では、友達と一緒にグループワークやプロジェクトを行うことが多く、息子にとっては新鮮で刺激的なようです。放課後は友達と遊んでいて毎日楽しそうにしています。
一方、年長の娘は2ヶ月くらい、学校に行きたくないと毎朝泣いていました。
大好きな保育園から転校してきたので、友達や先生との別れがつらかったのかもしれません。さらに、言語の壁があり英語でのコミュニケーションが難しいことも彼女の不安を増していたようです。
そんな娘のために、私たちは以下のような対策をとりました。
- 学校と連携してサポートを受ける
娘の担任の先生に状況を相談し、学校側でもサポートを受けられるようにしました。先生は理解があり、娘が安心できる環境づくりに協力してくれています。 - 英語の勉強をサポートする
娘が英語に自信を持てるよう、家庭でも英語の勉強をサポートしています。一緒に英語の絵本を読んだり、英語版のペッパービッグを一緒にみるなど英語学習を楽しく進めるよう心掛けています。 - 休日に家族でアメリカ文化を楽しむ
休日には家族でアメリカの観光地やイベントに出かけ、アメリカ文化を楽しんでいます。
これらの対策のおかげか、娘も徐々に学校に慣れ始めました。
2ヶ月すぎたくらいから朝泣くことがなくなり、学校で過ごす時間が楽しくなってきている様子です。
これからも、娘が安心して学校生活を送れるよう家族でサポートしていきたいと思います。
まとめ:子どもは大人が思うより柔軟に順応できる
日本とアメリカの小学校には結構違いがありますが、子どもは大人が思うより柔軟に順応できるんだなと実感しています。
年長の娘も最初とーーーっても嫌がってましたが、今は楽しそうに学校に通えています。
言葉の壁はあるものの、学校での様子を聞くと一緒に遊んだ友達に日本人ではない子の名前がでてくるようになりました。
渡米する前は、うちの子は現地校に入れても大丈夫なんだろうか?と心配していたけれど、結果大丈夫そうで良かったと安心しています。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。それでは。