【アメリカ大自然を満喫】子連れで行くイエローストーン&マウントラッシュモア6日間の旅

こんにちは。アメリカ在住の駐在妻、主婦しおりです。
息子が4thグレードでアメリカ国立公園がまるっと無料なので、イエローストーンに行ってきました!

折角イエローストーンに行くなら、ジョージ・ワトソンやトーマス・ジェファーソンの顔が岩に彫ってあるマウントラッシュモアも一緒に!ということで今回の旅行計画に入れてみました。
人込みが苦手なので、ハイシーズンのちょっと前の6月上旬に「イエローストーン国立公園&マウントラッシュモア」5泊6日旅行。
大自然の絶景に感動し、野生動物に出会い、アメリカの壮大さを肌で感じた最高の旅。
家族連れでも無理なく回れるコースなので、これから計画される方の参考になれば嬉しいです。
イエローストーン国立公園ってどんなとこ?

イエローストーン国立公園はアメリカ・ワイオミング州を中心に、モンタナ州とアイダホ州にまたがる、世界初の国立公園(設立1872年)です。
面積は約9,000平方キロメートルと、四国全体よりも大きいスケールです。
間欠泉・温泉・地熱エリアがスゴい
- オールド・フェイスフル間欠泉(Old Faithful)
世界的に有名な間欠泉で、約60〜90分ごとに高さ30m以上のお湯を噴き上げる姿が見もの! - グランド・プリズマティック・スプリング(Grand Prismatic Spring)
虹色の巨大な温泉。写真映えNo.1で、インスタでもよく見かける絶景です。
野生動物の宝庫
- バイソン、エルク、オオカミ、グリズリーベアなどが生息し、「動物の王国」とも呼ばれます。
- ラマー・バレー(Lamar Valley)やヘイデン・バレー(Hayden Valley)は、早朝や夕方に訪れると高確率で野生動物に出会えるスポット。
壮大な自然
- イエローストーン湖、キャニオン、滝なども点在し、山・森・川・谷といった多様な景色を1つの公園で体感できます。
- イエローストーン・リバー沿いには、イエローストーン滝(Upper & Lower Falls)という迫力ある滝もあり、写真好きにも人気です。
観光ベストシーズンは?
- 6月中旬〜9月上旬:全施設・道路が開通し、天候も安定。
- 6月上旬:混雑がまだ本格化しておらず、動物も活発でおすすめ。
- 秋(9月下旬〜10月):人が少なくなり紅葉が美しいが、一部施設が閉まるので要注意。
イエローストーンについて詳しくなったところで実際の旅行日程を紹介していきますね。
Day1.デトロイトからボーズマン空港(BZN)へ
今回のイエローストーン&ラッシュモアを満喫する旅行日程はこんな感じ。
日程 | 主な内容 |
---|---|
1日目 | デトロイト→ボーズマン(夜到着)、空港近くで宿泊 |
2日目 | イエローストーン北側→グランドティトン観光、Old Faithful Inn宿泊 |
3日目 | イエローストーン南~東側一周、動物観察、リビングストン宿泊 |
4日目 | マウントラッシュモア&ニードルズ観光、カスター宿泊 |
5日目 | ジュエルケイヴ国定公園、ボーズマン近く宿泊 |
6日目 | ボーズマン→デトロイトへ帰宅 |
初日は夕方に家をでてミシガン州のデトロイト空港(DTW)からモンタナ州のボウズマン・イエローストーン国際空港(BZN)に夜到着します。

23:00頃に空港内でレンタカーを借りて、すぐホテルに移動して初日終了です。
〈この日のポイント〉
- 子供の学校を出来るだけ行ってほしいので、学校後の夕方出発
- 夜中着なので飛行機で食べられる軽食を準備
この日はボウズマン・イエローストーン国際空港の周辺にあるホテルに宿泊しました。
Day2.グランドティトン国立公園と間欠泉観光
空港近くのホテルで朝食を済ませて、この日はイエローストーンを横切って、南にあるグランドティトン国立公園に行ってきました。
とはいえ、移動だけだともったいないので、途中にある「Norris Back Basin」や「ムース滝」に立ち寄りつつグランドティトン国立公園に向かうことに。
グランドティトン国立公園ってどんなところ?

グランドティトン国立公園(Grand Teton National Park)は、アメリカ・ワイオミング州にある国立公園で、切り立った峰々、透明度の高い湖、鮮やかな常緑樹の森が織りなす壮大な景観が特徴です。
公園の名前にもなっているティートン山脈は最高峰グランドティートン(標高4,197m)を筆頭に、4,000m級の山々が連なるロッキー山脈の中でも特に美しい山並みとして知られています。

その他にも素敵な湖や川、豊富な野生動物、小さな丸太造りの可愛らしい教会トランスフィギュレーション教会などがあります。
イエローストーン国立公園の南に位置しており、両方の公園を合わせて訪れる観光客も多いです。その対照的な魅力から、イエローストーンとはまた違った感動を味わえる国立公園として人気があります。

途中にあるムース滝も素敵でした。
グランドティトン国立公園を十分楽しんでから北上して、オールド・フェイスフル間欠泉まで徒歩1分の位置にあるホテル「Old Faithful Inn」にチェックインしました。
オールド・フェイスフル間欠泉まで徒歩1分のホテル

イエローストーン内で宿泊したいと思い、ホテルを色々と探してみたところ「オールド フェイスフル イン (Old Faithful Inn)」の評価が高かったのでこのホテルにしました。
オールド フェイスフル イン (Old Faithful Inn)
1904年に開業したこのホテルは、世界最大級のログハウスとしても知られています。巨大な丸太と石で造られた重厚感のある建物は、それ自体が観光名所となっています。
オールド・フェイスフル間欠泉まで徒歩1分という好立地のこともあり宿泊費が高いにもかかわらず非常に人気で、ハイシーズンは半年から満室になっています。

満室でも、たまにキャンセルがでて空室になることもあるので、公式サイトをちょこちょこチェックしてみてくださいね。
観光の後は、間欠泉の目の前にある「Old Faithful Inn」にチェックイン。ログハウス風の内装と巨大な暖炉が印象的で、まるで映画の世界にいるようでした。

夜に2階に上がるととっても雰囲気の良い場所で、夫婦でドリンクのみながらおしゃべりを楽しんだり、グループでカードゲームしたり各々楽しんでいます。

とても雰囲気良く素敵なホテルですが、ホテルにWi-Fiがなかったり、部屋の壁が薄くて隣の部屋の声が結構聞こえたりと値段の割にうーん?と思うところが結構ありました。

実際に泊まってみた私が宿泊予約する前の私にアドバイスするなら、Old Faithful Innではなく駐車場挟んで反対側にある「Old Faithful Snow Lodge」に宿泊するように言ったと思います。
Old Faithful Snow LodgeはWi-Fiあるし比較的新しいのでホテル内が綺麗で宿泊費用はOld Faithful Innより安いので、Old Faithful Snow Lodgeに宿泊しつつOld Faithful Innの雰囲気を楽しみに来た方が良かったかもと個人的には思いました。
Day3. イエローストーンをまるっと観光
朝起きたらオールド・フェイスフル間欠泉を見に行きたかったので、次の噴出時間を調べてから行動を開始しました。
次の噴出時間は30分後だったので、買っておいた朝ごはんを食べてすぐにオールド・フェイスフル間欠泉がみられる場所に移動しました。
朝早かったこともありギリギリに着いたのに1番前でみることができました!
間欠泉の後はイエローストーンと言えばここ!と言っても過言ではないグランド・プリスマティック・スプリング(Grand Prismatic Spring)に行ってきました。
Grand Prismatic Springとは?
グランド・プリスマティック・スプリング(Grand Prismatic Spring)は、アメリカ・ワイオミング州にあるイエローストーン国立公園内の最大級の温泉で、世界的にも有名な自然の絶景スポットのひとつです。
夏はオレンジ・赤が強く、冬は緑っぽくなるなど、季節によって色が変化します。
特徴 | 内容 |
---|---|
大きさ | 直径約110メートル、深さ約50メートル。アメリカ最大、世界で3番目の大きさ。 |
色のグラデーション | 中心は深い青、外側に向かって緑・黄・橙・赤へと変化する鮮やかな色合い。まるで虹のような「プリズム」模様。 |
名前の由来 | 「Prismatic(プリスマティック)」は「プリズムのような」「虹色の」という意味で、名前通りの色彩をもつ温泉です。 |
温度 | 中心付近は約70℃〜90℃と高温。 |
下から遊歩道を歩くルートと、

上から全体を見渡す展望ルート(Fairy Falls Trail)があります。


展望台はFairy Falls Trailhead Parking Lotに駐車して徒歩10分で到着できます。
アメリカ赴任が決まったら絶対に行きたいと思ってた場所なので来れて良かったです。とっても綺麗なので、ぜひ行ってみてくださいね。
観光しつつ右回りでグングン北上
Grand Prismatic Springを堪能したらOld Faithful Innホテルの方へ戻る感じで右回りにちょこちょこ観光しつつ宿泊するリビングストンへ移動しました。
途中観光したのは、
サム・ガイザー(Thumb Geyser)

Hayden Valley at Alum Creek


バイソン(アメリカバッファロー)やエルクがたくさんいます。本当にたくさんいます。
ブリンク・オブ・ローワー・フォールズ(Brink of Lower Falls)

タワー滝(Tower Fall)

マンモス・ホット・スプリング(Mammoth Hot Spring)

全てリビングストンに行く途中にあるので、とっても行きやすかったです。
この日はFairfield Inn & Suites by Marriott Livingstonに宿泊しましたが、Marriottクレジットカードの特典で無料で宿泊することが出来ました!
Day4.マウントラッシュモア観光
早朝から、次の目的地マウントラッシュモア(サウスダコタ州)へ約6時間のロングドライブ。高速道路も整備されていて運転は快適です。
マウントラッシュモアとは?

マウント・ラッシュモア(Mount Rushmore)は、アメリカ合衆国サウスダコタ州にある巨大な岩の彫刻で、アメリカの歴史・象徴を代表する観光地のひとつです。
彫られている大統領は左から順に、
- ジョージ・ワシントン(初代大統領)
アメリカ建国の父 - トーマス・ジェファーソン(第3代)
独立宣言の起草者、領土拡大(ルイジアナ買収) - セオドア・ルーズベルト(第26代)
経済改革・国立公園制度の拡充、パナマ運河建設 - エイブラハム・リンカーン(第16代)
奴隷制度廃止、南北戦争を乗り越えて国家統一
ニードルズアイ・トンネル(Needles Eye Tunnel)
頑張って6時間かけてラッシュモアまできたので岩の彫刻だけだと寂しいと思い、車1台が通るのがやっとなトンネル「ニードルズアイ・トンネル(Needles Eye Tunnel)」にも行ってきました。

この日は2つ観光して終了です。
Day5.洞窟観光してからボーズマン近くで1泊
ラッシュモア近くにジュエルケイヴ国定公園があるので、折角なので行ってきました。
ジュエルケイヴ国定公園とは?

ジュエルケイヴ国定公園(Jewel Cave National Monument)は、アメリカ・サウスダコタ州にある、アメリカで3番目に長い洞窟として知られる自然保護区です。
世界的にも有名な「風の洞窟(Wind Cave)」と並び、地底の神秘的な美しさを体感できる場所です。
洞窟に実際に入れるツアーがあるので参加してきましたが、
ツアー名 | 特徴 |
---|---|
Discovery Tour(入門向け) | 短時間(約20分)、洞窟の入口近くを歩く初心者向けのツアー。 |
Scenic Tour(人気) | 約1時間20分、階段や舗装通路を使って洞窟内部を巡る王道ツアー。 |
Historic Lantern Tour | 手持ちランタンで照らしながら、昔の探検家のように進む冒険型ツアー。 |
Wild Caving Tour | 本格的な装備をして狭い通路を這って進む、上級者向けのアドベンチャー体験。予約必須。 |

洞窟の入り口で話を聞くDiscovery Tourでは全然物足りなかったので、Scenic Tourにしておけば良かったなとちょっと後悔しました。
その後はまた6時間かけてボーズマンへ戻りました。
次の日のフライトが朝早いので、この日はボーズマン空港近くのホテルに宿泊しました。
Day6.ボーズマンからデトロイトへ帰宅

早朝のフライトで無事にデトロイトへ帰宅。
5泊6日で1日目と6日目は飛行機移動しかしていませんが、中4日あったので我が家にはちょうど良い日程の旅行になりました。
5泊6日の家族旅行費用の総額は?
旅行のために支払った移動費用と体験費用、宿泊費をまとめてみました。
家族4人の旅行費用リスト
- Uber(自宅→デトロイト空港):$72.09
- 飛行機(デトロイト↔ボーズマン):$958.07+Chase 73,868pt=$1881.44
- レンタカー(5日分):$391.98
- ボースマン宿泊:192.21
- Old Faithful Inn宿泊:$714.77
- Fairfield Inn & Suites by Marriott Livingston宿泊:無料
- カスター宿泊:$153.57
- ボーズマン宿泊:$270.92
- Uber(空港→ホテル):$18.99
- Uber(空港→自宅):$78.14
旅行費用の総額$2,850.74+Chase 115,829pt
総額を為替レート150円で計算すると「427,611円+Chase 73,868」で楽しむことが出来ました。
まとめ:日本では見ることができない自然体験
イエローストーンとマウントラッシュモア、全くタイプの違う2つの「アメリカらしさ」を味わえるこの旅。子どもたちにとっても、教科書では味わえない「本物の自然と歴史」に触れられる、貴重な体験になりました。
「ちょっと遠いかも…」「小学生にはハード?」と不安な方もいるかもしれませんが、スケジュールに余裕を持てば、子連れでも楽しめます!
ぜひ、家族での次の旅先候補にしてみてくださいね。