【免税とは?】日本人の海外赴任者が日本一時帰国時に消費税を免税でお得に買い物する方法を紹介(免税店ユニクロ/ビックカメラ/ドン・キホーテ)
こんにちは。アメリカ在住の主婦しおりです。
日本国籍の海外赴任者や帯同者が日本に一時帰国した時に消費税「免税」で買い物できるのですが、免税のする方法がわからなくて諦めてたりしませんか?
- ユニクロで衣類50,000円分を購入
→消費税5,000円が免税になりお得 - ビックカメラで電動歯ブラシやカメラなど80,000円支払い
→消費税8,000円が免税になりお得 - ドン・キホーテで20,000円分おお土産を購入
→消費税2,000円が免税になりお得
免税条件を満たせば消費税10%がまるっと無料で、日本一時帰国時はここぞとばかりに高額な支払いをするので免税効果がとっても高いんです。
日本で免税で買い物するには条件がいくつかあり、一時帰国前に準備しないといけないことがあります。
今回は日本で免税するための条件や免税方法について詳しく紹介します。
日本で買い物、どんな商品が免税対象になるの?
日本の免税制度は外国からの観光客が対象ですが、海外赴任者(在外日本人)も特定の条件を満たすことで適用されます。
免税対象となるためには、非居住者であることが必要です。日本国内に6か月以上連続して滞在していなくて、2年以上日本国外に居住している場合が免税制度の対象と見なされます。
- 日本の非居住者であること
- 日本国内に6カ月以上連続して滞在していないこと
- 2年以上日本国外に居住していること
日本国籍であるかどうかで、免税対象者の条件が少し変わってきます。日本国籍の場合は2年以上日本国外に居住していることという条件が追加になります。
免税対象者が日本で購入した商品が全て免税になるのではなく、一般品と消耗品だけが免税対象となります。
免税で購入できる商品には、以下のカテゴリーが含まれます。
- 一般品:家電、衣料品、靴、バッグなど
- 消耗品:化粧品、食品、アルコールなど(ただし、30日以内に日本国外に持ち出す必要あり)
何でも免税になるわけではないので、免税になるカテゴリーを覚えておいて、免税対象のものを購入する時だけ免税手続きするようにしましょう。
免税するために必要なものリスト
海外赴任者が免税を受けるためには以下の条件を満たす必要があります
- パスポートの提示
免税手続きの際にはパスポートが必要です。店員に「免税で購入したい」と伝え、パスポートを提示しましょう。 - 日本への入国日から6か月以内であること
パスポートにある入国スタンプが確認されます。 - 戸籍の附票の写しまたは在留証明の提示
入国した日の6カ月前の日以降に作成された書類を提示しましょう。 - 購入金額の条件
一般品は合計で5,000円以上
消耗品は合計で5,000円以上50万円以下
戸籍の附票の写しは一時帰国後でも本籍地がある役所で取得することが出来ます。在留証明は一時帰国してしまうと入手できないので、一時帰国する前に取得する必要があります。
一時帰国したらすぐに免税で買い物することがあると思うので、事前に在留証明を取得してくるか、本籍地の役所に行って戸籍の附票の写しを取得しましょう。
戸籍の附票の写しの取得方法(日本)
戸籍の附票の写しは住民票や戸籍を取得するみたいに役所で申請すれば取得することができます。取得までの流れはこんな感じ。
- 本籍地がある役所へ行く
- 戸籍の附票の写しの申請書類に記入して申請する
本人確認のため運転免許証やパスポートの提示を求められます。
戸籍の附票の写しで免税する場合は地番までの記入が必要です。 - 手数料を支払い戸籍の附票の写しを受け取る
2024年11月現在、名古屋市は手数料300円でした。現金を忘れずに持っていきましょう。
私が海外赴任に帯同したときはマイナンバーカードは返却する必要があったのでマイナンバーカードは持っていませんが、今は国外転出前に国外転出者向けマイナンバーカードに切り替えることが可能みたいです。
在留証明の取得方法(海外)
在留証明は現地の在外公館にて発給してもらえる証明書です。住んでいる場所によって申請方法が異なるので私の住んでいるアメリカミシガン州の取得方法を紹介します。
- デトロイト日本国総領事館の窓口予約をする
予約なしの場合は申請を受け付けてくれません。 - 免税手続き用の在留証明申請書に記入する
webサイトに申請書類と記入例のPDFがあります。 - デトロイト日本国総領事館で申請して受け取る
申請にはパスポート、VISA原本、住所確認書類、本籍地確認の公文書が必要です。
2024年11月現在、手数料9ドルでした。現金を忘れずに持っていきましょう。
在留証明の取得方法については外務省のwebサイトをご確認ください。
手数料も手間も戸籍の附票の写しの方を取得した良さそうですね。
免税手続き完了までの流れ
日本にある全ての店舗が免税になるわけではありません。
免税店で免税の手続きは通常、購入する店舗で行われます。流れはこんな感じ。
- 免税カウンターを探す
多くのデパートや大型量販店には専用の免税カウンターがあります。カウンターがない場合は、会計時に「免税で」と伝えるとスムーズです。 - 必要書類を提出
パスポートを提示し、免税手続きに必要な情報を記入します。 - 免税書類の確認
購入した商品と共に、免税書類がパスポートに添付されます。この書類は出国時に税関で必要となる場合があるので、大切に保管してください。 - 商品の取り扱いに注意
免税で購入した消耗品は、未使用のまま日本国外へ持ち出すことが求められます。日本国内で使用した場合、免税が無効になる場合があるため注意が必要です。
ユニクロ商品を免税で購入する場合
ユニクロ商品を免税で購入する場合、公式サイトには下記注意事項がありました。
上記内容はユニクロだけでなく、ビックカメラのwebサイトにも記載されていました。
空港が自動化ゲートになってしまい、パスポートの入国スタンプが必要な場合は入国管理局の職員に伝えて証印(スタンプまたはシール)を忘れがちです。
実際私は前回の一時帰国の時に入国スタンプをすっかり忘れて空港を出てしまいました。
出入(帰)国記録に係る開示請求するのも面倒なので、必ず入国スタンプをもらうようにしましょう。
まとめ:免税を利用してお得に買い物しよう
免税の手続きは手間がかかるし、日本一時帰国中に使用してはいけないなどの制約がありますが、それでも消費税10%が無料になるのはそれ以上の価値があると思います。
免税を活用して日本でのお買い物をお得に楽しくGETしましょう。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。それでは。